暑さが残る日にも、少しずつ秋の気配を感じる頃になりました。散歩から帰ったあと、足を拭いたり被毛を整えたりする時間に、体をそっと見てみると、いつもと違う様子にも気づきやすくなります。
皮膚に食い込んでいるように見えるものを見つけた時や、元気・食欲などに気になる変化がある時は、無理に自宅で対処せず、動物病院へ相談しましょう。予防薬についても、その犬の健康状態や暮らしに合わせて獣医師へ確認する方法があります。
散歩のあとに「見る時間」をつくる
散歩後のケアは、足を拭く、リードを外す、水を用意するなど、慌ただしくなりがちです。その流れの中に、数十秒だけ被毛や首回り、耳の周辺などを見てみる時間を加えると、日常の状態を知るきっかけになります。
毎回何かを見つけようとする必要はありません。いつもの被毛の様子や触れた時の感触を知っておくと、気になる変化があった時に説明しやすくなります。
散歩後に見ておく三つの場面
1. 足を拭く時
足先や足の付け根は、散歩から帰った後に触れやすい場所です。汚れを落とす時に、草や小さなごみが付いていないかを見てみると、帰宅後のケアが少し丁寧になります。
2. 首輪やハーネスを外す時
首輪やハーネスを外すタイミングも、首回りや胸元を見やすい時間です。被毛に隠れて見えにくい場所だからこそ、普段の状態を知るための機会になります。
3. 落ち着いて休む前
散歩のあとに落ち着いて休む様子を見ることも、日々の変化を知る一つの方法です。体を気にしている、いつもよりしきりにかいているなど、気になることがあれば、短くメモしておくと後から振り返りやすくなります。
気になるものを見つけた時は、急がず相談を
厚生労働省は、マダニ対策の一つとして、散歩後にペットの体表を確認することを案内しています。体にしっかり食い込んでいるように見える場合は、引っ張って取ろうとせず、動物病院へ相談するほうが安心です。
散歩のコースや草むらとの距離、予防の考え方も、住んでいる地域や犬の暮らし方によって異なります。気になる時は、いつもの散歩の様子を伝えながら、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
毎日の散歩を、様子を知る時間にも
散歩は運動や気分転換の時間であると同時に、その犬の普段の様子を知る機会にもなります。帰宅後に少し見る、触れる、気づいたことを残す。その小さな習慣が、季節の変わり目の暮らしを考えるヒントになるかもしれません。
参考リンク
厚生労働省|重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A
散歩後の体表チェックや、マダニ対策について獣医師へ相談する考え方を確認できます。
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
厚生労働省|重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
マダニが媒介する感染症に関する基本的な情報を確認できます。
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html