ハーネスやリードは、散歩の時間を犬と一緒に楽しむための大切な道具です。種類が多いため、どれを選べばよいか迷うこともあるかもしれません。
まずは、犬の体格や動き方に合い、家族が無理なく確認と手入れを続けられることを目安にしてみましょう。ここでは、選ぶときに見ておきたい点と、ダブルリードという備え方を整理します。
まずは、外れにくい状態を保つことから
散歩中は、思いがけない音や人、自転車などに驚くことがあります。環境省も、犬にリードを付けることや、首輪・リードがゆるんでいないか、古くなっていないかを定期的に確認することを案内しています。
ハーネスでも首輪でも、買ったときのサイズだけで判断せず、装着した状態を見てみることが大切です。被毛の量や体つき、季節の服によって、合い方が変わることもあります。
ハーネスとリードを選ぶときの3つの確認
01 サイズ表と、実際に着けたときの様子
商品ごとに測る場所や調整の幅は異なります。体重だけでは決めず、メーカーが案内する首回り・胴回りなどのサイズ表を確認します。
着けたあとには、ベルトがねじれていないか、金具が正しい位置にあるか、後ずさりしたときに抜けそうではないかを、落ち着いた場所で見ておくと安心です。
02 留め具や接続部分の状態
ハーネスのバックル、リードを掛ける金具、縫い目、リード本体には、使ううちに傷みが出ることがあります。
| 見る場所 | 確認したいこと |
|---|---|
| ハーネス・首輪 | ベルトのほつれ、バックルの割れ、金具の変形がないか |
| リード | 表面の傷み、縫い目のゆるみ、持ち手の傷みがないか |
| 接続金具 | 開閉が引っかからないか、閉じた状態が保てるか |
| 全体の装着 | 緩すぎないか、ねじれや引っかかりがないか |
気になる傷みが見つかったときは、散歩の前に販売元の案内や製品の説明書を確認し、使い続けてよい状態かを整理してみましょう。
03 散歩する場所と、扱いやすい長さ
人通りの多い場所、車の近く、広い公園など、散歩する場所によって扱いやすい長さは変わります。長ければよい、短ければ安心ということではなく、犬との距離を保ちやすく、手元で無理なく扱えることが大切です。
持ち手が手から抜けやすくないか、急な動きがあってもリードを持ち直しやすいかも、実際の散歩を思い浮かべながら確認してみます。
ダブルリードという備え方
ダブルリードは、一頭の犬に対して二つの接続先を用意する方法です。たとえば、ハーネスと首輪のそれぞれにリードをつなぐ方法や、二つの金具を持つ専用リードを使う方法があります。
一方の接続部分に不具合が起きたときにも、もう一方でつながっている状態を考えるための備え方です。ただし、二本にすればすべての心配がなくなるわけではありません。
| ダブルリードで確認したいこと | 考え方 |
| 接続先 | 二つのリードが、それぞれ別の接続先につながっているかを確認します。 |
| 扱いやすさ | リード同士が絡まりやすくないか、家族が手元で無理なく扱えるかを見ます。 |
| 装具の相性 | 首輪・ハーネス・リードの組み合わせが、それぞれの説明書に沿って使えるものかを確認します。 |
| 日常点検 | 二本使う場合も、金具やベルトの傷みを一つずつ見ておきます。 |
ダブルリードは、特別な方法というより、散歩中の備えを一つ増やす考え方です。犬が新しい環境や散歩にまだ慣れていないとき、後ずさりしやすいと感じるときなどに、選択肢の一つとして知っておくとよいでしょう。
装具だけに任せず、識別情報も確認する
万一に備えて、迷子札やマイクロチップの登録内容など、飼い主が分かるための情報も確認しておきます。
ハーネスやリードを選ぶことは、犬を強く管理するためではなく、毎日の散歩を落ち着いて続けるための準備です。今の犬の様子に合っているかを、ときどき見直しながら、無理のない組み合わせを探してみましょう。
ハーネス・首輪・リードの組み合わせは、その犬の体格、動き方、散歩に慣れているかどうかで合うものが異なります。装着しても抜けそうな様子があるとき、急に動けなくなる・強く嫌がるときは、製品の説明書を確認したうえで、かかりつけの獣医師や散歩の指導を行う専門家に相談してみましょう。
環境省|迷子にさせないために
犬の散歩時のリード使用や、首輪・リードの定期的な点検、迷子への備えを確認したいときに役立つ公的な案内です。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/shuyo/how.html